初又 且敏(はつまた かつとし)
略 歴
平成10年 4月 東京地方検察庁 検事任官
令和 4年 4月 那覇地方検察庁 次席検事
令和 6年 4月 さいたま地方検察庁 特別刑事部長
令和 7年 4月 大阪地検堺支部 支部長
令和 8年 4月 現職
最終更新日:2026年8月3日
初又 且敏(はつまた かつとし)
略 歴
平成10年 4月 東京地方検察庁 検事任官
令和 4年 4月 那覇地方検察庁 次席検事
令和 6年 4月 さいたま地方検察庁 特別刑事部長
令和 7年 4月 大阪地検堺支部 支部長
令和 8年 4月 現職
宮崎地方検察庁検事正の初又且敏(はつまた・かつとし)と申します。どうぞ、よろしくお願いします。当地検のホームページを閲覧いただき、ありがとうございます。
宮崎県は、温暖で風光明媚な土地、そして、歴史と神話に彩られた、いわば「日本人の心のふるさと」です。この地で勤務できることを大変光栄に思うとともに、この地の検察組織を率いるものとして身が引き締まる想いです。
検察庁は、この素晴らしい土地に暮らすみなさま、そして、この地を訪れる様々な方々の安全、安心な暮らし、そして、日々を守る役割を担っています。
その役割をしっかりと果たしていくため、検察庁の職員の能力と経験を結集し、警察等の捜査機関、自治体を始めとする様々な団体や個人のみなさまと協力して、適正で公正な捜査・公判、そして、裁判の執行といった私たちの任務に着実に取り組んでまいりたいと思います。
ところで、宮崎県も、他の都道府県同様、狡猾な手口による特殊詐欺等の事件や匿名・流動型犯罪グループ(いわゆる「トクリュウ」)によると考えられる事件が発生しています。私ども検察は、こうした犯罪に対し、厳正に対処してまいる所存です。そして、こうした事件を防ぎ、撲滅していくため、この地で暮らすみなさまにも、ご理解やご協力をお願いしたいと思います。特殊詐欺の手口の多くは、唐突な金銭の要求や電話等を通じた送金要求というものです。そして、電話をするなどして接触してくる犯罪者たちは、時に、私ども検察や警察、あるいは、弁護士といった専門家を名乗り、みなさまをだまそうとしています。私たち捜査・司法関係者がいきなり電話で金銭の支払いや送金等を求めることはありません。こうした電話、連絡を安易に信用することなく、疑いがあれば、遠慮や躊躇をすることなく、捜査機関、あるいは、家族や近しい方々等に相談いただきたいと思います。また、「トクリュウ」と呼ばれる犯罪集団は、SNSを通じるなどして、良いお金になる仕事があるなどといって一般の人々を犯罪に誘い込もうとしています。こうした誘惑にも注意が必要です。「甘い話には裏がある」という言葉もあります。ぜひ、一歩立ち止まってよくお考えいただき、また、身近な人に相談してほしいと思います。宮崎で暮らすみなさまが、犯罪に巻き込まれることがないよう、私ども検察庁も、様々な機会を通じて、防犯対策等のために必要な情報発信をしてまいります。そして、みなさまと力を合わせ、お天道様が明るく照らすこの「日向の国」が犯罪のない、安全で安心して暮らし、過ごすことができる場所であるよう、私ども検察は、職務を果たしてまいりたいと思います。
共生社会と「やさしい日本語」
「やさしい日本語」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。「やさしい日本語」とは、難しい言葉を言い換え、書いた文章にふり仮名を付けるなど、相手に配慮したわかりやすい日本語のことです。たとえば、「できるだけ公共機関を使ってご来場ください。」という文章を「必ず電車やバスに乗って来てください。」と言い換えるなど、難しい表現を使わず、日本人にとっても、また、外国人にとってもわかりやすい表現を使います。日本で暮らす在留外国人の数は、この30年間で大幅に増加し、国籍も多様化しています。こうした社会の変化を受けて、我が国では、日本人と外国人が共に安全に安心して暮らせる秩序ある「共生社会」の実現を目指していますが、その実現のためには、日本で暮らす外国人の方とのコミュニケーションが重要です。外国人の方に情報を伝えたいときに、多言語で翻訳・通訳をするほかに「やさしい日本語」を広く活用することが期待されているのです。興味のある方は、ネット上で、出入国管理庁・文化庁作成の「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」を検索してみてください。「やさしい日本語」の作り方のポイント等が示されています。ところで、東京都新宿区四谷にある高層ビルには、「外国人在留支援センター(Foreign Residents Support Center)」(通称FRESC)が設置されています。日本で暮らし、活躍する外国人の在留を支援する政府の窓口が集まり、外国人からの様々な相談に対応し、外国人を雇用したい企業の支援、外国人支援に取り組む地方自治体の支援等を行っているのです。このFRESCでも、訪れた外国人の方に対して、多言語のほか、「やさしい日本語」による対応が行われています。コミュニケーション不足が誤解を生み、それがトラブルの原因となり、時には犯罪に発展することがあると言われることがあります。自分にも相手にも理解しやすいわかりやすい言葉を使いコミュニケーションを豊かにしていくという、「やさしい日本語」のコンセプト・考え方は、国籍をはじめ、多様性が進む中、安心・安全な社会の礎を築く上で、大いに参考になるのではないかと考えています。